もりたのおもしろいものたち。

MVを見る男。相対性理論「ミス・パラレルワールド」

(見る前)

 ま、ま、ま。

 

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 真部ぇええええええ。正確には相対性理論のみんなで作成した曲だけどま、真部サウンドだぁあああああ。すみません取り乱しました。僕が入信している音教の教祖様が仕上げたサウンドだったので取り乱しました。真部脩一、imai、ケンモチヒデフミ。この現代サウンド三代天。他にも好きなサウンド神はいるけど、とりあえず出てきたのがこの3人でした。そんな1人である真部脩一のサウンドに乗せられて、やってくるやくしまるえつこボイス。気怠げなのに耳に残るその声は、天性のソレよソレ。そんな相対性理論のMVはわりと問題作が多々あるんだけど、このミス・パラレルワールド超弩級問題作ですね。

 

 でも、仕方ないよね。MVの定義が音楽の影響力をもっと強くすること。そうだとしたら、相対性理論の魅力を伸ばして伸ばしてその先にあったのが逆さまにした高速道路の映像だとしたら仕方ない。いつも見ている風景が逆様に映るだけで異世界になる。魅力を書き換えることなく、相対性理論らしさを追い求めたら、こうなる気もわからなくはない。相対性理論っぽい。このMV見たときにそう思った。そう思わせている時点でこのMVは勝ち。なんなら英断。

 
 この頃の相対性理論らしさってカオスかシュールだと思ってて、この作品をその二極で例えるならシュールにスキルポイントをガン振りした感覚。カオスにガン振りしたのは、地獄先生。そんな2つで比べたときに、ミス・パラレルワールドのシックな雰囲気がお洒落に見えてくる。曲も落ち着いていて、すごくマッチしている。大人になった。そういった相対性理論の魅力を損なわず、なおかつ、伸ばして伸ばしてお洒落に伝えているのはすごく好き。

 

 ただ、ケミカルブラザーズのスターギターみたいな手の込んだ手抜きだと疑っているんで、そういったカラクリが見つけられてないのでモヤモヤしてる。

 
 誰か知っている人いたら教えてください。