もりたのおもしろいものたち。

MVを見る男。Capital Cities「Safe And Sound」

 

(見る前)

 FIFAのゲームで流れてた。

 

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  はいーーこれがナイトミュージアムですよナイトミュージアム。誰もいない夜のシアターでダンサー達はポスターから映像から、つまり時代から抜け出して、ステージに集う。ただそれだけなのに美しく、目を惹かれてしまう。セピア調から色彩豊かな今の映像に変わる瞬間。また、その2つが入り乱れて踊るその光景は違和感が多すぎる。そういった違和感が、ダンスという文化の多種多様さ、そして、歴史を物語っているのだと思う。踊りというものは不思議なもので、きっと古代人だって何かの音にあわせて、体を揺らしてリズムをとっていたに違いない。動物には求愛のダンスなんてものがあるそうだ。そういった本能に染みついた感覚は、時代が変わろうと人種が変わろうと、ある程度の形が変化しようと、決して変わらない。そんなことを思い出させてくれるMVだった。

 

 音楽もすごくいい。あたたかい気持ちになる。「safe and sound」は意訳で、「大丈夫」だという意味らしい。安心した。落ち着いた曲調かって聞かれたら違うんだけど、それでも、なんかすごくこの曲安心するんだよな。もう登場人物全員がただニコニコしながらダンスしてるだけなのに。もう、すごく心がホカホカになる。この気持ちわかってもらえると思います。なので、僕は荒んだ時にこれをよく見ます。いま、荒んでます。すっげぇ荒んでます。これ見たから落ち着いたけど。

 

 個人的MVPはエアロビのお姉さん。なぜか基本的に分身してる。好き。