コアラのマーチだけじゃない、てらおか現象さんの「モノ」づくり。
どうも、もりたです。
まずはこちらをどうぞ。
初期衝動とかマジウケる。
初期衝動とかマジウケる / てらおか現象 - 月刊コミックニート - Web漫画とWeb小説の新都社
これ、最初読んだとき本気で吐きました。少年漫画への、技術もなにもないただの憧れ。憧れゆえの冒涜。 恋心が醜く崩れ去る絶望。そんな混濁した感情を、次の日にはあっさりと尾を引かずに過ごしていく。内臓から破壊されていく感覚でした。大好きな漫画をこんな使い方をするのか。そういう意味で僕への衝撃は大きかった。
てらおか現象さんとは、こんなどろどろした漫画ばかりを書く人なのかなぁ。
そんなイメージがこびりついてしまったんですが、実はまったくそんなお方じゃなくていろんなジャンルの物語をお書きしているんです。例えば、こちらです。
Re: プレゼンテーション
こういった漫画も描かれている方なんです。構造や視点をひっくり返したような漫画で、新しさを感じました。
そして、漫画以外にも色々製作されているお方でして、
こういった機構設計などもされております。独特なアイデアを「もの」にしてアウトプットするのがすごく上手な方だと思います。
さらには、
ラッセンの絵からイルカを消したり、ロゴからロゴへと形を変えるロゴモーションなどと様々な「もの」を製作なされているお方です。
てらおか現象さんのアウトプットが僕はすごく好きです。漫画も機構設計も絵もモーションも、すべててらおか現象さんの思考から生まれたアイデアを何かしらの「もの」に還元しているんです。1つの手段ではなく、最適解によってそのアイデアを表現する。そうした表現の仕方がとても素敵ですね。
では、最後にてらおか現象さんの最新作であるコアラのマーチから絵柄を消す機構を紹介して、この記事を終わりにしたいと思います。これが一番有名ではないでしょうか。
機構が出来上がる部分がとてもかっこいいですよね。
ちょくちょく闇が見える部分はお腹が痛くなるのでやめてください。