もりたのおもしろいものたち。

アプリを待つ男。「寿司がはしるやつ(開発中)」

 

 先日、ツイッターでバズっていた開発中のアプリがあったんです。これがとてもすごくて、リリースをずっと待ってる。まずは、そのツイートを見ていただきたい。

  


 寿司が走ってます。お寿司が。エレクトロな音楽を背に、寿司が颯爽と駆けています。近未来的なステージとアンバランスな、違和感の塊みたいな寿司が左右にドリフトしながらレースをしている。もうこの時点で面白いでしょこれ。発想したもの勝ちっしょ。

 

 でも初見の時に、一番すげえってなったのが操作方法。お寿司が走ることよりも何よりも驚いた。現時点では、タップだけでこのゲーム操作できるんですよね。普通に考えて、今までのレーシングゲームより操作性が段違いにシンプル。

 

 スマートフォンで出来る従来のレーシングゲームって、画面内にゲームパッドがあって、それで操作していくって言うのが多いんですが、それらのゲームより遥かに単純。画面をタップすれば、左から右、右から左と曲がる方向が変わる。それだけ。まっすぐ進みたいならタップを連打するだけ。すげーよ、これ。本当に革新的なアイデアだと思う。

 

news.denfaminicogamer.jp

 

 ここまで思ってて、その後に上の記事が出されたから読んだんだけど、やっぱり従来のレーシングゲームよりさらに操作性をより高めることをまず前提に考えてから、その動きに似合うものやビジュアルのインパクトやバリエーションから、寿司がはしるという選択肢を選んだそう。最後の発想すげえけど。

 

 つまり、寿司ありきの操作ではなく、操作ありきの寿司。

 
 クリエティブジャンプって言葉を思い出しました。これ、最後の発想こそ間違いなくクリエティブジャンプでしょ。ただ、突拍子にお寿司が走るレースゲームを作りたいだったら、この操作性にはたどり着かなかったんじゃないかなと思いますし、操作性だけを極限に求めていれば寿司が選ばれなかったんじゃないかなとも思います。

 
 丁寧な論理の土台があって、最終的に選ばれた寿司。その最後のクリエティブジャンプがあったからこそ、バズったんじゃないだろうかと思っています。本当に完成が待ち遠しい作品です。待ち続けるし、クラウドファンディングしてくれたらお金払う。

 
 予定では完成は夏。

 楽しみだなぁ。