もりたのおもしろいものたち。

MVを見る男。[Alexandros]「Kick&Spin」

 

(見る前)

 ようペインだった頃から好きでした。Kill Me If You CanとかWaitress, Waitress! とかくらいからずっと聴いてる。

 

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 天才が作ったよこのMVは。序盤からぶち込んでくる。箸をドラムにしてるところでもう音ハメ系が好きな人達にはたまらない。そして唐揚げ。ここがもう最高過ぎる。あの音にあわせて、唐揚げを奪いあうシーン撮るって発想がマジクリエイティブ。と思った数秒後にもう1回同じシーン挟んでくる。そこで声出して笑った。というよりいつ見ても笑う。バシコーンって完璧に音に合わせているのに、めっちゃ面白い画を撮ってくる。なんでやねんってなる。カッコ良くふざけるな。

 

 って思ってたんですが、このMVずっとかっこよくふざけているんですよね。唐揚げの奪い合いからあっち向いてホイ、太った女性の衝撃波による反撃。そして、もうひとりの女性が血を拭い、立ち上がってニヤっと笑ったかと思えば、風船て。え?いつから用意してたの?紙吹雪が出るだけの風船でダメージ与えられるの?そもそも、そこで割ったら自分のダメージがでかくない?いける?勝ったよ。というところで、[Alexandros]のメンバーが居酒屋のドアを開けて、閉める。最高の終わり方。天才かよ。わりと[Alexandros]のMVでは上位に食い込むくらいに好き。

 

 このMVがなんで好かっていうと、もちろん演出やストーリーや音ハメの部分もあるけど、これより前のMVってかっこよく演奏してから最後にちょっとふざけるシーンを挟むってのが定番だったんだよ。これもこれより後のMVもそうだけどさ。だから、オシャレだけどお茶目って雰囲気が[Alexandros]からはすっげえプンプンしてたの。その路線が活かしながらこそ、MV全てでふざけてみるって挑戦にも見えた。そういう心意気とか含めて、すごく好きだったんだよなこのMV。

 

 まぁ、唐揚げがドツボにはまったのが最高の理由なんだけど。