もりたのおもしろいものたち。

8月18日「からさでマウントを取るものたちよ。」

 

 辛いものが好きだ。それなりに。人よりもくらいには。特に一味が好き。マ一味(マイ一味)持ってる。あの足せば足すほど無限に辛くなりそうな気がするパウダーはたまらない。七味は好きだけど、どうしても風味の良さが際立つ。シンプルなパワーを求めたがる時が漢にはあるのだ。上記のことを言ったところで、ひっくり返すようで悪いのだけれど僕は辛いものに強くはない。あんまり辛すぎると食べれない。次の日にはすぐにお腹を壊す。辛いものは好きだが、辛いものに強くない。辛さへの片想い。涙代わりに腹痛。しかし、世にこのような辛さに愛されなかった辛いもの好きとは多いと私は思っている。わかるぜ、その気持ち。

 

 ここで、本題に入ろうと思う。タイトルの通りだ。辛さでマウントを取るものたちよ。辛いもの好きな皆さん、こういった言葉に覚えはないでしょうか。「こんなの全然辛くないし」はい、これ。なんだお前は!!と怒鳴りながら青龍刀で真っ二つにしたくなるが、なんとまあ世の中は理不尽なもので世の中には辛に愛されるものたちがいる。それが彼らだ。我々が辛くて美味しいねってハフハフ言いながら食べてる姿を蹂躙するように、何食わぬ顔で辛いものを食べ続ける。児戯にプロが混ざるレベル。何が言いたいかと言うと、私たちはその辛さが限界であり、それを美味しく食べているのだからもっと辛いものが好きだからといって、そんな上からマウントを取らないでほしいということだ。

 私事で申し訳ないですが、私はCoCo壱のカレーなら4辛が限界です。「4って (笑)」って思った皆さん、そういうところですよ今日私が言いたいのは。目の前で言われたらおんどりゃああああって叫びながら近寄ってキスしますよ。怖いでしょ。4辛が限界なんですが、私は辛いものが好きなんです。それを横から4辛とかお子様の味だよねって言ってくるな。やめてくれ。

 

 人と辛さの付き合い方は、人と人が付き合うことと同じようなものだ。とスパイスの神様が言ってました。彼氏とは2ヶ月に1回会えれば幸せだよね、と言っている女の子に、は?ありえないんですけど。愛してるなら週2回会っても足りないっしょ。あーしならそうだけど。ホントに好きなの?と言っているギャルが居たら、雄叫びとともに縦に裂きたくなるでしょ。君たちが言っているのはそういことなんだよ。

 

 辛いものと付き合い方は人それぞれ。ちょっと辛いのが好きな人がいたって激辛が大好きな人がいたってそれは当たり前。みんながみんな自分だけの適度な距離を持って人と接している。だから、僕たちは人を尊重しあおう。許しあおう、人を。愛そう、人を。

 

 こんなことを言いたかったんじゃないような気もする。