もりたのおもしろいものたち。

『Re:Japanize』 Years & Years - Desireの日本版MVのかっこ良さを伝えまくる。

 

どうも、もりたです。

 

突然ですが、カレーの本場インドで食べるカレーと日本のカレー屋で食べるカレーどっちが美味しいと思いますか。

 

私はどっちも美味しいと思います。急な質問をしてきたくせに、どっちつかずの答えって最悪ですよね。

 

それで私が何が言いたいかというと、その2つのカレーってもはや別物なんですよ。だから、どっちも美味しいという答えがあってもいいんです。日本人向けに作られたカレー。いいですよね。海外から輸入されたものが日本人にあわせて、つくりなおされる。確かに本場のものとは違いますが、日本で人気が出るように練られたものが好きなんです。

 

そういったものがカレーやらなんやらあるなかで、私がもしも海外から輸入したものをつくりなおせるならどうしても日本向けに作り直したいものがあるんです。

 

 

 

洋楽のMVです。

 

 

 

当たり前ですが日本と海外の文化って違うじゃないですか。そういうところもあってか、やっぱりウケるポイントも違う気がするんですよ。だから見てても、なんか違うなって思うときもあって。勿論好きなものもあるんですけどね。やっぱり日本の風土にあったようなMVにしたほうが日本国内での再生数は上がるんじゃないかなってずっと思ってました。

 

 

例えばですが、一時期流行っていましたファレル・ウィリアムスの「HAPPY」は日本版では日本の芸能人たちが多数登場していましたね。

 

 


ファレル ウィリアムス 『ハッピー』 日本版 (芸能人登場)

 

 

 

このような風に身近なもので表現されると、少しは遠くに感じていた洋楽が近くに思えるのではないでしょうか。

 

 

 

そして、今回紹介したいものがこちらです。

 


Years & Years - Desire

 

Years & Years 『Desire』

 

Years & Yearsはいま、新人でありながら全英で人気を博しているエレクトロニカバンド。そんな彼らがシングルでリリースしたのがこのDesireです。Desireとは英語で強く求めるや望むという意味で、わかりやすくまとめれば「欲望」になるわけです。それを踏まえて考えてみてください。

 

 

このMVよくわからなくないですか??

 

 

性的な欲望などを表す部分はたまに感じ取れますが、冒頭の古典的和風食事スタイルはなんなんですか。クセになるエロティックな声と電子音楽がとても素晴らしいんですが、その一点ばかりはまさしく謎の一文字。なんでしょう。向こうではこういうのがウケるんですかね。正直に言えば、私はあんまりこれは好きじゃないです。

 

 

 

で、これを踏まえたうえでこちらをご覧下さい。

 

 

 


イヤーズ&イヤーズ「デザイア」 x 菅原小春

 

イヤーズ&イヤーズ「デザイア」 x 菅原小春

 

 

ね。

 

 

同じ曲なのにどうしてここまで雰囲気が違うんですかね。

 

 

このMVはYears & Yearsの来日が決定し、その際に発表されたMVです。1年ほど前の作品です。Years & Yearsの来日した際の東京公演では菅原小春さんがサプライズ出演し、実際にこの曲で踊ったそうです。ぜひ見てみたかった。

 

そして、このMVですが私が尊敬してやまない菅原小春さんの魅力が、画面越しに、そしてこの照明役であるTATSUYA "PAPA" HASHIMOTOさんからありありと伝わってきます。

 

TATSUYA "PAPA" HASHIMOTOさんが登場頻度的に主演だと思われそうですが、主演はあくまでも菅原小春さん。誰よりも朝早くやってきて舞台のセッティングをし、遅れてやってきた監督からもさらに指示を受ける。そんな彼を脇役であると明確に表現しているのが、菅原小春さんが現場入りした際に監督と握手しているのを眺めているシーンだと思います。そのあとに続くシーンが、初めてだと目を奪われるキレッキレのダンス。照明役であるTATSUYA "PAPA" HASHIMOTOさんと自分の感覚が混ざっていき、リズミカルに身体を動かすことさえまるで予知されていたみたいにシンクロしていく。

そして、曲が最高潮に盛り上がるときTATSUYA "PAPA" HASHIMOTOさんは自分もあんな風に踊ってみたいという「欲望」を抑えきれず、菅原小春さんとともに踊りはじめます。

 

結局は夢オチでしたが、実際にその場にいたら自分もそんな夢を見てしまうのではないかと思わせるような魅力を伝えてくれるMVではないでしょうか。

 

最後のウインクもたまりません。

 

あと、アーアーアーでスタッフロール流してくるのやばくないですか。

 

もう感覚がそう言っているのでバカみたいな言い方しかできませんが、もう一度言います。

 

アーアーアーでスタッフロール流してくるのやばくないですか??

 

しかし、やはりTATSUYA "PAPA" HASHIMOTOさんの演技がしっかりと脇役を表現していたことがこのMVをより良くしていることは明白でしょう。

 

で、

 

TATSUYA "PAPA" HASHIMOTOさんって誰ですか。

 

この記事を書く際に調べましたが、一切出てきませんでした。噂では、情熱大陸の菅原小春さんの回でちょっと出演されている人だとか。

何者なんですか。TATSUYA "PAPA" HASHIMOTOさん。

 

 

 

私はこのMVのほうが断然好きです。こういった日本でありそうなシーンに入れ替えられたMVこそが日本人向けのカレーなんです。確かにあちらにはあちらの魅力があります。でもこのMVは、日本人のツボにあわせて練られたものであると痛感できました。

 

こういったものがもっと増えていくことを祈るばかりです。

 

 

今回は以上です。

 

 

 

最後に動画説明文でプロデュースがBIRDMANだったことに気付き、「BIRDMANかよ!!!!!!!」って叫びました。