もりたのおもしろいものたち。

これだけはガチ!!(2) Arctic Monkeys 『The View From The Afternoon』

 

どうも、もりたです。

オリンピック真っ盛りですね。スポーツが苦手な自分からしたらああいう世界は憧れの対象でしかないんですが、人が何かを突き詰めた姿ってすごくかっこよくて、美しいんですよね。現時点での人類の最高到達点。それがわかりやすいのが、オリンピックの金メダル。やっぱり見ていたら、応援してしまいます。

 

それで、テレビを見ていたら、よく選手の半生がやっているじゃないですか。

僕、あれがすごく好きなんですよ。あの舞台に立っている人達って、子供の頃からずっとひとつのことに捧げているんですよね。一意専心っていうんですかね。それがすごくかっこよくて。ある意味ぶっとんでますよね。

 

ぶっとんでる人ってどうしてもかっこいい。

きっと自分にできない、という憧れ。

 

そんなぶっとんでる男を映したMVが、今回の一曲。

 


Arctic Monkeys - The View From The Afternoon (2006)

 

曲の始まりとともに、叩かれるドラム。

 

ただただ市街地で昼夜問わずに一心不乱に叩き続ける男。彼が何を考えているかなんて私たちには到底理解できません。様々な人から奇異の目で見られながら、時には揶揄を受けながらも全身全霊でドラムを打ち込み続ける。何かの神託を受けたのかのように叩く彼は、おぞましさを含みながらも神々しくも見えます。

 

気が触れているとしか思えないんですよ。

 

からかっていた不良も、こいつはやべぇぞって顔して帰りましたから。

 

 

そんな彼を応援した女の子がいました。

彼女は何も食わず休憩もしない彼に、ミルクを飲ませてあげます。

ここら辺なんとなくブッダっぽいなって思いました。確信は持てないんですが、なんとなく意識してるんじゃないですかね。

 

そして、一旦休憩してからもう一度ドラムを叩き始める。

 

静けさ。吐息。ギター。そして、ドラム。

 

ここがたまらない。

 

そして、オチがすっきりしていますよね。壮大な逆転があるわけでもない。

なるべくしてそうなった。

 

 

結局何もわからぬまま終わるんですよ。

ただひとり、ぶっとんだ男がいた。それだけの話なんです。

でもやっぱり、かっこいいんですよ。

 

歌っているアーティストは、Arctic Monkeys

 

イギリスのロックバンド。まさしくUKロック。「オアシス以来の衝撃」とまで謳われるくらいの人気をイギリス国内で博しています。サマーソニックとかも出演しているんですけど、あまり周りで聴いている人は聴いたことない。ぜひこの機会に聴いてほしいアーティスト。

 

頭がぐちゃぐちゃになるMV「Brianstorm」も置いときますね。

 


Arctic Monkeys - Brianstorm (2007)

 

今回は以上です。